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相続業務について思うこと…

今回は最近流行りの、いやその言い方はどうかとも思うけど、まぁ、とにかく多い相続絡みのお話をしてみようかと。
専門的で難しい話は抜きにして、個人的な所感や、今、相続が発生してどうしたらよいかわからない人向けのちょっとしたアドバイス?になればと思います。

目次

相続手続きは複雑怪奇!?

相続関係の話で一番多いのが「何をすればいいのかわからない…」って事です。
それもそのはず、一個人の視点で考えるとそんなに頻繁に発生することはないのです。
もちろん、立て続けに不幸に見舞われてしまう事もない訳ではないですが、それでも個人単位で数十回も経験する人ほとんどいないでしょう。しかも、身内が亡くなった直後から10日程度のうちに済ませなければならない手続きがあったりと、腰を落ち着けて取り組める事でもないのです。
だから当然、何度か経験された方でも前回どうだったのかなんてよく覚えてないって事が多いし、場慣れできるほどの機会もない。これでは相続手続きが複雑に思えても仕方ないですよね。
でも実はそんなに複雑ではないのです!…と、言えないのが辛いとこ。
実際に場合によっては専門家でも頭を悩ますような場合もあったりします。

相続の専門家とは??

そこで、我々のような専門家の出番!という訳です。
が!実は私は相続を専門家に任せるのはあまりお勧めしていません。
それについては後述するとして、まずは相続の専門家と呼ばれる人、いわゆる士業についてザックリとご紹介します。
実は、相続の専門家と言っても場合によって相談すべき相手が変わってくるのです。
どこに相談するべきか迷っているのであれば、ご参考にしてもらえればと思います。

弁護士

まずは弁護士さん。日本の法律を扱う士業の頂点!と言っても過言ではなく、裁判や不動産登記など、一般的な問題であれば対応出来ない範囲は無いといっても良いレベル。当然、相続についても同様です。
もしも身近に相談できる弁護士さんがいるのであれば、先ずはその方に話をしてみるべきでしょう。
ただし、注意点として、基本的に弁護士さんは忙しいです。何でもできるが故に、なんでも相談されてしまうので(笑)実際、地域の弁護士無料相談なんかは予約制で、予約開始後即、埋まるなんてことも当たり前です。当然、業務を依頼する際は高額になってしまうことは覚悟してください。

税理士

もしかしたら意外に思う方もいるかも知れませんが、税理士さんも相続の専門家とよばれる業種になります。
というのも、相続には税金がかかります。現金の相続は当然、土地や建物、貴金属など、相続財産であればあらゆる物が対象になってきます。そして、その税金を扱う専門家が税理士さんという訳です。
ただし、相続で税理士さんが活躍する場面はほとんどなく、その為、あまり印象がないとも言えます。
というのも、相続税が発生するのは相続全体でみても1割前後と言われている為です。
相続税という言葉は一般的に浸透しており、「相続には税金がかかるんだ!」と考えがちですが、実は相続税の基礎控除金額がかなり大きいのです。ザックリですが、単身での相続の場合、約3500万くらいまでなら相続税は掛からず、相続人が増えるほど控除額が増加するという仕組みになっています。なので、データ上ですが、相続が発生しても9割くらいの人は実際に相続税を払うことはないといわれています。
もしも相続税がかかる方がいましたら、迷わず税理士さんに相談しましょう!価格は定額ではなく、相続額の5%とか10%とか割合で設定されていることが多いようです。

司法書士

世間一般では「相続と言えば司法書士!」と言われるほどに有名(?)だと思います。
なぜかといえば、「司法」とついているから!…というのは冗談ですが、実際、その名称から法律関係に詳しいと判断されやすく、それが間違っている訳ではありません。
けれど、相続において司法書士さんが有名な一番の理由は、不動産登記の専門家だからなのです。地方では相続財産に親の土地や建物が含まれる事が当たり前。であれば、それを依頼できる専門家は司法書士と弁護士しかいないのです。(実は、弁護士も相続登記が出来るって知ってました?)
弁護士さんでも相続登記が出来るとは言え、やはり司法書士さんはそれを生業とするだけあって、しっかりとした経験を持っておられますので、個人的には相続登記が発生する場合は司法書士さんへのご相談をお勧めします。

行政書士

最近、だいぶんメジャー(?)になってきた行政書士の相続業務。ただ、行政書士への依頼前にしっかりと検討される事をお勧めします。実は行政書士である自分がいうのもなんですが、行政書士への依頼には大きなネックがあるのです!それは!ほとんどの場合、完結させることができない!のです…。
先述の通り、相続に登記は付き物ですが、行政書士は相続登記が出来ません。そして、行政書士が相続に際して作成出来る書類は他の士業の方でも作成できます。初めから司法書士に依頼すれば登記まですべて完結してもらえるところを、行政書士に依頼してしまうと、追加で司法書士に依頼をしなければならず、2度手間になってしまいます。
言い方は悪いですが、、、無駄…と思いません?

行政書士の相続業務は無駄??

場合によっては他に関わる専門家もありますが、ザックリと一般的な相続の専門家について説明してきました。
ですが、立場上(?)行政書士に相続を依頼することについて少しフォローをさせてください(笑)
先の説明ではあたかも他の専門家の方の下位互換のようなニュアンスになってしまいましたが、いや、実務的には実際そんな感じになるのですが、行政書士の強みについて補足しておきます。
行政書士は業務範囲が非常に広いのですが、相続にかかわらず、法律上、独力で完結出来ない業務がそれなりにあります。一見、それは弱みのようですが、実は、それゆえに他の専門家と良好な関係を築いておられる方が多く、また日頃から他の専門家への橋渡しの為、専門外の知識にも触れざるを得ない状況になることも多く、広範な知識を有している方が多いです。(私がそうだという訳ではありませんが…)
それを前提に、相続についての行政書士は、依頼人に合わせた総合的なアドバイザーのような立ち位置になると思っています。司法書士さんも、「自分は登記の時だけ手伝わせてもらえればいいよ」と言われる方もあり、言い方は悪いですが、「面倒な書類準備はお願いしたい」というのが本音、と聞いたこともあります(笑)が、その書類を自前で準備するのは結構、手間と時間がかかります。
そこで行政書士に依頼すれば、面倒な書類作成等をお願いしたり、役所への手続きをお願いしたり、依頼するほどでもないけどよくわからない細かい手続きを相談したり、など、多岐に渡って対応してくれます。さらに、結果的には一括して司法書士さんに依頼するよりも費用が安く抑えられることもあります。

複雑な相続ほど役に立つ!かも?

と、まぁ、行政書士に依頼するのも場合によっては全然ありです。特に複雑な相続になるほど、フレキシブルに動けるのは他にはない強みかな?と思っています。私はまだ経験ないですが、同じ行政書士の先生の話では相続人が海外に移住していて戸籍が取れない、とか印鑑証明が取れないとか、本当に色々あるみたいです。
親類とは普通に連絡も取れるし、地元で生まれ育って…みたいな場合は問題ないですが、血縁者が散り散りでどこにいるかわからない、とか何代か遡って相続人を調べなければいけない、など、ちょっと一筋縄ではいかないかも?と思ったときは、行政書士へ相談されるのもお勧めです。ただし、相続人の間で揉め事があったり、相続人ではない者が介入してきたりなどある場合は、対応できるのは弁護士さんだけですので、ご注意してください。
また、どの士業の方でもそうですが、相続を専門とされていない方もいます。その時は各地域にその士業を統括している会がありますので、そちらでご紹介いただくのがよいと思います。

さて、ここからが本題。
私が相続を専門家に依頼するのをお勧めしない理由を、と思いましたが、思いのほか長文になってしまったので、続きはまた次回とさせていただきます。。
では次回への予告もかねて一言。
「相続は故人に対して出来る最後のお世話」
ではまた次回!

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