さて、前回の続きです。
前回、相続手続きを専門家に依頼するのはお勧めしないといいましたが、今回はその理由についてのお話となります。
費用が掛かりすぎる…!
まず、誰でも最初に気にするであろう費用の面です。
正直、依頼する立場で考えてみたとき、その費用は法外に高いと感じてしまいます。
念のため断っておきますが、受託側からすればそれでも割に合わないと感じる場合も少なくないです。もちろん一般的な相場でのお話ですが。
受託側からすれば費用が掛かるにはそれなりの理由があるので、別にぼったくりを画策している訳ではなく、依頼者側との相場感の乖離が原因な訳です。
その依頼費用が相続財産に占める割合の問題
費用が高すぎると感じる一番の原因は、依頼費用が相続財産に占める割合ではないかと思っています。
一般的に相続手続きを1からすべて依頼した場合、簡単な相続案件でもその費用は20万から30万くらいかかってしまうと思います。仮に、相続財産が500万とかあれば、まだ考える余地もありますが、100万、200万くらいの相続財産から数十万も費用を支払ってしまうのはやはり二の足を踏んでしまうのではないかと思います。
しかも、相続手続きに掛かる費用とは別に、不動産の相続だと登録免許税がかかったり、毎年、固定資産税を支払う義務があったりと、単純にその時だけの問題でもなかったりします。
場合によっては当面の生活費を遺産で工面する必要がある方もいるはず。そうなれば出来るだけ手元に残したいと思うのは当然ですよね。
実際の相続相談の実態
実際に相続相談に来られる方についても少し触れておきますと、相続相談に来られる方の多くは潜在的に「自分で手続きを終わらせたい」と思っておられる方が多いように感じます。と、いうのも料金のお話になると、少しだけ雰囲気が変わります。硬くなるというか、警戒されるというか、思い過ごしかも知れませんがそんな気がします。
そして、そんな印象を受けたときはやはり受託にはならない場合が多いです。
無料相談だけで終わる。それでいいんです!
では、私が相続相談を受ける際に考えている事はどうかと言いますと、それは「無理な負担はして欲しくないな…」です。中には気を使って少しの業務でも依頼しようとしてくれる方もいますが、そこは堂々と「ありがとうございました!」で終わってください(笑)もちろん、依頼されれば収益も発生しますし、信用してもらえた気にもなるので本当に嬉しいし、ありがたいのです。が、それよりも失意の真っただ中の相談者にむやみに金銭的な負担を背負ってほしくないのです。気を使って無理をしてもらうよりは、一言、お礼の言葉を頂けた方がありがたいのです。
前回説明した通り、相続の上でどうしても避けられない費用、それも安価と言えるものではない費用というのは存在しますので、回避可能な費用は避けていくのが賢明です。
それでも相続手続きに困ったら?
そうは言っても、相続手続きは実際に大変ですし、専門家の無料相談を受けるだけでは解決しない事もあります。
そんな時はどうすればよいか?
実は、行政としても色々と講じてくれているので、安心してください。
まずは市区町村の役所に相談!
相続手続きのすべてが完結する訳ではないのですが、先ずは市役所や町村役場へ行き、窓口で相談してみてください。自治体によって多少の差があるので一概には言えませんが、最近はお悔やみコーナー的な窓口も増えてきています。
そこで事情を説明すれば、その役所で必要な手続きについて詳しく説明してくれたり、役所で取得できる相続に必要な書類一式をまとめて用意してくれることもあったりします。もちろん、住民票の取得などに掛かる実費は必要になりますが、収集代行手数料のようなものは掛かりませんので、安心して相談できると思います。
専門家への相談は役所に相談した後がお勧めです!
役所で必要な書類をもらったらどうすればよいか?
実は専門家へは役所に行った後に相談するのがよいです。何よりも先に専門家へ相談されたとしても、その時点では状況が確定していない為、割と漠然とした一般的なアドバイスしかできないのです。
というのも、役所で入手する戸籍等本が無ければ、相続人を確定することができず、相続人が確定しなければ具体的な手続きに進めないのです。そして、役所で入手する戸籍謄本などは、初見で必要な情報を読み取るのは難しいので、そこで専門家に相談する、そうすれば状況に合わせた具体的なアドバイスも可能になってきます。
複雑になりそうなら…
必要にな書類を集め、専門家に相談。それで複雑になりそうだと感じたら?
その時は金銭的に許容できる範囲で依頼するのが良いかも知れません。自分で出来ることはないか、その確認をしたうえで「自分には無理だ…」と感じる部分は依頼してしまってもよいと思います。自分で出来る範囲を自分で、無理な部分だけを依頼するのであれば、費用も一括で依頼するよりもかなり抑える事が出来ると思います。
一応、重要なポイントを一つ。相談する際は、初めから「この人!」と決めるのではなく、少し話をしてみて、親身になってくれる人だな、と信頼できる方を選んでくださいね。
さて、またまた思わず長くなってしまったので、今回はここまでにしようと思います。
話せばすぐに終わるような内容だと思って油断していました…。
文章にすると文字数が際限なく増えていくような錯覚に…(笑)
このペースだと次回でも完結出来ない可能性もありますが、そこは仕方ないと割り切って進めていきます。
これでもかなり端折っているつもりなんですがね…
ではまた次回!
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